神奈川県海老名市のピアノ教室石田音楽教室講師の石田真亜沙です。

レッスンを長く続けてくれる生徒さんが有難いことに少しずつ増え、ピアノは弾くのは好きだけど練習はつまらない!とやらずにレッスンにきてしまう子がちらほら出てきていました。

アプローチ方法は先生によって様々だとは思いますが、私は小さい頃からとにかく練習しないことに怒られることしかなく、それがよりストレスだったなと思い、絶対怒ることはしないと心に決めております。

というか、怒っても意味ないんですよね。怒って練習してくれるならとっくに怒りますし。笑

冷たい言い方にはなってしまいますが、結局演奏するのはその子自身であって、私ではないですから。

じゃあどうやったら練習を楽しくやってくれるだろう?と思うのですが、工夫一つで楽しくできる練習はあっても、なんでもかんでも楽しくできるわけでもないと思うんです。私が普段行う練習自体つまらないと思いますから。😅

ただ、正しい練習方法を積み重ねることは、曲が早く弾けるようになる正しい道を歩むことにつながるんですよね。

この間生徒さんに指導した時に、この話をしました。

「いい意味でも悪い意味でも人間の手はクセがつきやすいから、間違った弾き方をずっとしていると間違った弾き方の練習になってしまう。正しい弾き方に戻す練習がまた新たに必要になってしまって遠回りになっちゃうよ。」

この話は大学生時代に師匠から言われた言葉でして、、笑笑

お恥ずかしながら私も練習が下手くそだと常日頃師匠からご指導いただいている身なので、この言葉がスッと入ってきたんですね。

こっちの道だと思ってずっと進んでいたらいつの間にか道がわからなくなっちゃった。てことはありませんでしたか?

いつか着くと思ってずっとまっすぐ進んでたらさらに迷子になっちゃうよ。いつか着いたとしてもすごくすごく時間がかかってしまう。

保護者の皆様や、私先生など、大人は、子どもが道に迷わないように正しい道はこっちだよって引っ張らなくてはなりません。一人で迷子にならないように。

ピアノの練習だけでなく、全てにおいて言えることですが、最近はこのような話まで小さな生徒さんに伝えちゃってます。

先生はいじめるつもりもないし怒ってもない。頑張ってピアノを練習してきてくれているのをいつも知ってるよ!わかってるよ!嬉しいからこそ、もっと上手くなってほしいんだ!って気持ちを言葉にして伝えた上で、練習方法の大切さも伝えると、本人にも伝わるんだなと。改めて感じました。

私がそうだったように、練習方法をわかりやすく提示して、実践を沢山させるのがいいんだなと思い、最近のレッスンでは、レッスンを通いはじめてから一年以上経った生徒さんに対して、“予習”として譜読みを宿題として少し出すようになりました。

今までの宿題はほとんどレッスンで行ったものの“復習”でしたが、“予習”は今までのレッスンをふまえてこの曲に一人で取り組んでみようという内容です。

まだまだ小さい4〜5歳の子にも出してみたりしていて、やるには早すぎるかなと思う反面、有難いことに宿題を丁寧にやってきてくださる子ばかりなのでこれはもうやってもいいのでは!と、、笑笑

難しい宿題にも丁寧に向き合い続けてくれる生徒さんばかりで、進みも早く、どんどん上達して行く姿を見て、私も刺激を受けます。

練習をするってとてもめんどくさかったり、つまらなかったりしますが、工夫一つでなんとかなる練習方法に関してはとにかく楽しんで!

そうでないものに関しては割り切ってそういうものだということも伝えないといけないんですね。

生徒さんへのアプローチは、日々学びです。言葉の表現の仕方をたくさん学べるいい機会だなと思います。

これからの生徒さんの成長も楽しみです😊