石田音楽教室 ピアノ講師 石田真亜沙です。
当教室(海老名市)の指導方針には、
音楽を心から好きに、楽しいと感じられる生徒に育てる
講師自身が楽しく学び続けていることを、生徒自身にも伝わるようにする
という2つの指導方針があります。
私が音楽を学ぶ上で、お世話になってきた先生がこののような指導をされており、自分が生徒の立場に立った時にピアノを楽しいと改めて感じながらレッスンを受けられた理由がこの2つの指導方針にあります。
ピアノのレッスン内容がだんだん難しくなり、理解が追い付かず、練習していかない状態となることで、結果的に先生に怒られる。
何故レッスンを受けているのか理解できなくなり、レッスンに行くこと自体が嫌になり、音楽自体を嫌いになってしまう。
この理由でピアノを辞めた方が私の周りにも多くいました。
私も練習は好きではありませんでしたが、大学に入ってから練習への考え方が変わりました。
まず、先生自身が音楽を心から楽しく学び続けているということが生徒自身である私にとてもよく伝わりました。
先生が好きという思いを持って教えてくださる内容は生徒であった私にも好きという思いを芽生えさせました。
教えるという立場においてとても重要で、常に念頭に置いて指導していきたいと考えるようになりました。
そして、先生の出す音の素晴らしさ、発想の豊かさから音楽の楽しさを知り、先生の出す音への憧れから、私もこのような音を出したいと思えるようになりました。
さらに、練習をしていくうちに、ここが好き、ここが素敵と思えるようになり、自分にしかできない音楽を作れるように練習をしたいと思えるようになりました。
講師の立場となった今、生徒自身の人生の中で、貴重な時間を使ってレッスンを受けに来てもらう以上、音楽を嫌いにさせてはいけないと私は考えます。
音楽を学ぶこと、ピアノを弾くことそのものを楽しいと感じ、音楽を好きになることで、様々な物事を知ろうとする意欲、取り組む際の集中力の向上が図られます。
ピアノのレッスンをする上で、生徒にピアノを嫌いにならないようにする為に行うこととして、否定をしないことを大切にしています。
何かをする時に人には理由があり、それは大人も子供も同じだと考えております。
以前教えていた生徒で、ある日、今日はシールを貼ること以外やりたくない!という4歳の生徒がいました。
ピアノのレッスンに来てもらっているからこそピアノを弾かせたいという思いがある私は、〇〇ちゃんのやりたいこと1個やったら先生のやりたいこと1個一緒にやってほしいなと伝えてレッスンを進めていました。
生徒がやりたいことを最初から否定したり、これは後で!と、講師都合のレッスンになってしまうことは、音楽を心から楽しく学ぶ環境を壊していることに繋がってしまいます。
小さなお子さんこそ、音楽への考え方、発想力など、様々なものが出てきます。
意見を一つ一つ尊重し、一人一人に合わせたレッスンを行うことで、音楽を心から好きに、楽しいと感じられる生徒に育てることが出来ます。